・matlabのスクリプトmファイルを使って、入力ポートの背景色を一括で変更する方法をご紹介します。
入力ポートの背景色を変更するスクリプトmファイルの作り方について解説していきます。
本記事のゴール(読む事によってできる事)は以下とします。
・スクリプトmファイルを使って、入力ポートの背景色を一括で変更する
仕様
やりたい事
・色を変えたいブロックを選択して実行する。
・色は選択したブロック以下を対象とする。
・色は白色とする。
できない事(制限事項)
マスクブロックの中までは色を変えない。
つくり方
-
STEP1選択したブロックのパスを取得するc_path = gcb;
-
STEP2入力ポートを検索する(マスクブロックの中身は検索しない)Input_list = find_system(c_path,’LookUnderMasks’,’all’,’FollowLinks’,’off’,’BlockType’,‘Inport’);
Inport箇所は以下のように変更する事で対象物を変える事もできます。
Outport:出力ポート
Gain:ゲインブロック
Constant:コンスタントブロック
:
等々 -
STEP3見つけたパスすべてに対して実施する。for i=1:numel(Input_list)
end -
STEP4取得したパスに対して色を変えるset_param(Input_list{i},’BackgroundColor’,’white’);
上記をまとめると、以下のようになります。
c_path = gcb;
Input_list = find_system(c_path,’LookUnderMasks’,’all’,’FollowLinks’,’off’,’BlockType’,’Inport’);
for i=1:numel(Input_list)
set_param(Input_list{i},’BackgroundColor’,’white’);
end
今回は、スクリプトmファイルで選択したブロック以下にある入力ポートの背景色を一括で白色に変える方法をご紹介しました。
前回お話した通り、少し変えるだけで、一括で変更できる対象を入力ポートに限定する事ができるようになりました。
前回のスクリプトmファイルと比較していただけると違いが分かりやすいかな、と思います。
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。