ここでは、
・TortoiseSVNって何ができるの?
について解説していきます。
本記事のゴール(読む事によってできる事)は以下とします。
・TortoiseSVNでできる事がざっくりわかる。
<<所要時間およそ5分>>
TortoiseSVNとは
まず初めに「SVNとは」ですが、Subversion(バージョン管理ツール)です。最近は、Gitというツールの方が使われるかもしれません。
このツールを使ってやりたい事が、”バージョンを管理したい”という事です。
ではなぜ”バージョンを管理したい”のでしょうか。
主な理由は、
「正しいソフト」をベースに開発したい
という事だと思います。
「正しいソフト」をベースにせずに、「よくわからないソフト」をベースに開発してしまった場合、「よくわからないソフト」部分の品質が保証できない為、その開発が無駄になります。
または、無駄にしないためには、「よくわからないソフト」の品質保証に大量のお金と時間を費やす事になります。
では、単純にフォルダとして保存しておく事との違いを説明すると、
「変更が入っていない事が保証される」
という事です。
ソフト開発の場面では、「今回の開発は、ベースソフトはSVNのバージョンxxで、そこに対して機能実装を進めます。」という具合で、ベースソフトの妥当性についてもきちっと合意の上で開発をスタートさせます。
TortoiseSVNでできること
ようやく本題ですね。
TortoiseSVNで何ができるか。
結論から言えば、
バージョン管理をGUI上でできる。
になります。
GUI(Graphical User Interface)は画面上、っていうイメージですね。エクスプローラを拡張するので、フォルダを右クリックしてバージョンを取得。とかができます。
CUIという、コマンドプロンプトからコマンド打って動かす。というのもありますが、わかりずらい。
という事でソフト開発の場面では、TortoiseSVNを使う事が多いです。
ざっくり知りたい、という人はここまで。
読み方とか使い方
ここからはもう少し補足です。
そもそも読み方がわかりにくいですよね。
「トータスエスブイエヌ(SVN)」です。
現場では「トータス」は省いて「エスブイエヌ」で呼ぶ事が多いですね。SVNの管理ツールなんて各職場で1種類なので、「エスブイエヌ」で通じます。
また、使い方(バージョン管理をする対象物)ですが、みなさん何を思い浮かべますか?
ソースコード。
大正解。ですが、最近は設計書もバージョン管理します。
WordやExcel等もバージョン管理する、っていう事です。
この設計書(バージョンxx)だからこのソースコード(バージョンxx)ができた。
そういった成果物間の紐付けにも使われます。
今後はバージョン比較の実施方法等についても記載していきます。
いかがでしたでしょうか。
導入部(概念的な説明)という事もあり、図、絵が少なく、少しわかりにくかったでしょうか。
次回以降ではTortoiseSVNのインストール方法や設定方法、使い方について説明していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。